内視鏡検査による交叉感染を防止するためにオリンパス社製の内視鏡専用自動洗浄消毒機(OER-6)を導入しています。
日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って検査ごとに内視鏡を洗浄および高水準消毒しています。
消毒液は酢酸を原料とした過酢酸消毒液です。他の消毒液で報告されているアレルギーの問題もなく、体と環境にやさしい消毒液とされています。
常に清潔な製品(ディスポーザブル)で検査を行います。このマウスピースは内視鏡が喉の奥に当たりにくく、「おえっ」となりづらいため、従来より楽な検査が可能です。
内視鏡検査の前後に使用する専用の前処置室・回復室を完備しています。
大腸内視鏡検査前の下剤服用の際は、大通公園やテレビ塔を見渡せる専用スペースで快適にお過ごしいただけます。タブレット端末でテレビやインターネットの閲覧ができます。
また、検査専用のトイレも完備しており安心して準備ができます。
自然な状態では、腸はしぼんでいるため、小さな病変を見つけることはできません。そのため検査中は空気を入れて腸を膨らませますが、このことにより検査中〜後にお腹が張り、苦しい経験をすることがあります。
当クリニックでは空気ではなく炭酸ガス送気を使用しています。空気に比べて100倍以上のスピードで吸収されるため、お腹の張りがほとんどありません。
従来、大腸ポリープの切除は高周波通電(電気メス)で「焼き切る」のが一般的でしたが、熱凝固による偶発症(穿孔:腸に孔が開くこと)の危険性がありました。一方、コールドポリペクトミー(非通電切除)の場合は、熱凝固がなく、やけどを起こさずにポリープを切除することができます。
5mm未満の微小なポリープは、以前は切除せずに経過観察で良いとの考えがありましたが、放置により増大する可能性もあります。
当クリニックでは、コールドポリペクトミーを導入し、微小なポリープも患者さまの負担なく積極的に切除しています。